2020年07月07日

流儀、流派を問われれば・・・


流儀、
流派を問われれば・・・





私は現在、
武道空手団体を主宰
しておりますが、

私が空手を
指導している空手の
先生だと知ると・・・


『何流』ですか?


・・・と、

流派を問われる
機会がよくあります。



『何流』ですか?




と、問われれば・・・





『極真』です!



・・・と、答えます。




『極真会館』
を退館し、新たな
武道空手団体を主宰
している現在も、



私が指導している
空手のベースとなるのが



『極真』
の空手ですから、



流儀、流派を問われれば、
当然そう答えます。
 




・・・
良い機会ですので、

これまでの
私の空手道人生を
振り返りつつ、



私の主宰する道場の
流れ、流儀について
明らかにし、

私が目指す
理想的な道場の
あり方について、
再度確認したいと
思います。





・・・以下は、

私がこれまで
歩いて来た空手道人生
の大まかな足跡です。
 



・・・
幼い頃から
身体が小さく、
力も弱く、強い人間
になりたいと
強く願う
・・・



小学校5年生、
11才の頃に出逢った
『空手バカ一代』で、
『極真会館』の創始者、
大山倍達総裁を知り、

その強さと思想、
生き様に憧れ


中学生時代に、
空手道修行を決意。

大山倍達先生の
著書、技術書を教科書に、
独学で空手の稽古、
鍛練する日々
を送る。


高校入学と同時に、
(卒業するまでの3年間)
15才で沖縄空手
(首里手・小林流
=新垣勇先生)
を学び、

空手道修業人生の
第一歩目を踏み出す。


18才で、
『陸上自衛隊』
に入隊

(…以降、
陸上自衛隊を
36才で退職するまで
の18年間を、

自衛隊
唯一の落下傘部隊、
精鋭無比で知られる
『第一空挺団』
に所属しながら、
空手修業に励む
日々を送る。)


20才で
『極真会館』
(千葉県南支部
習志野自衛隊道場)
に入門。

千葉県
南支部在籍中は…

当時の千葉県
南支部の強豪選手
(中村賢一・奥村幸一
・高橋衛・阿部二三夫
・山本雅樹・総本部より
移籍してきた石井豊
といった仲間たち)
と共に、

全日本大会
チャンピオンを目標に、
稽古に励む日々
を送る。

1994年4月26日に
ご逝去された

『国際空手道連盟
極真会館』の創始者、

故・大山倍達総裁の
逝去後に勃発した
分裂騒動では、

二代目・
松井章圭館長
を支持し、

故・小嶋幸男師範
(当時の極真会館
千葉県南支部長)
の許可を受けて、

『極真会館
千葉県北支部
(柿沼英明支部長)』
へ移籍。


『極真会館』の
自衛隊での分裂騒動
の終息を願って

1996年に結成された

『全自衛隊
極真空手道連盟』
では、

初代代表として、
第一回から第六回
までの

『全自衛隊
極真空手道連盟
合同稽古及び
交流試合』

を、毎年、
『陸上自衛隊
習志野駐屯地』に於て
6年間連続で開催する等、
その活動に尽力する。


2001年3月、

空手発祥の地、
地元・沖縄県での
武道空手『極真精神』
の普及活動を決意し、

陸上自衛隊
を退職して地元
沖縄へ帰郷。

同年4月、

組織分裂の
ために再結成された
『国際空手道連盟
極真会館沖縄支部』
の支部長に就任し
活動を開始。


…その後、

己の信じる
武道空手の道を歩む
決意をして

2013年1月31日、
1985年20才の誕生日に
極真会館へ入門してから

28年間所属し、
お世話になった
『国際空手道連盟
極真会館』を退館。

同年2月、

新たな
武道空手団体の名称を、
『武道空手研究会』
として活動を開始。


2015年6月13日、

名称を新たに、
『空拳會
(くうけんかい)』
とする。



・・・そして、

この度、
2020年6月30日(火)、

『極真会館沖縄支部』
の再結成から19年、

『極真会館沖縄支部』の
『分支部』として発足した
『極真会館沖縄支部
豊見城道場』の設立から
14年目の節目となる
2020年6月の最終日に、


・・・
『空拳會
(くうけんかい)』
から、

『極真空拳會
(きょくしん
くうけんかい)』に、
名称を変更致し
ました。


それに伴い、

『極真空拳武道連盟
(きょくしんくうけん
ぶどうれんめい)』
を、新たに結成
致しました。



『極真空拳武道連盟
極真空拳會』



(通称『極真空拳』
又は『空拳會』)



が、私が主宰する
武道空手団体の正式名称
となります。
  




…ちなみに、

大山倍達先生が、
自らの空手修行の経験
から築き上げた
『極真』の空手は、…

「『極真』とは、
空手の道を通じて
真の強さを追求する
人々の集団、
団体の『理念』
を示す名称であって、
流派を顕す名称
ではない。」

という、

大山倍達先生の
信念により、

『極真会館』は、
流派名を名乗って
おりません。


…しかし、

『寸止め空手』
『防具付き空手』に続き、
組手競技ルールの
一種目として

『直接打撃制空手』の
大きな流れを作った
『極真会館』の空手は、

理念を顕す
『極真』の名称自体が、
その流儀を体現している
といえます。

…そして、

『極真会館』の創始者、
大山倍達総裁の死後、

その教えを受けた
多くの弟子達が、

それぞれ
『極真』の魂を、
その流儀として
継承し、

その流れは
現在も、

まだまだ世界中に
普及、発展、広がり
続けているのが
実状です。
・・・




・・・
剛柔流の
空手を学び、
その流れから
『極真会館』
を主宰した
大山倍達先生
の空手は、

流れでいえば、

『剛柔流➡
極真会館(大山空手)』

という事になります。

また、

大山倍達先生は、

山口剛玄先生の
剛柔流を学ぶ以前に、

松濤館流の
船越義珍先生の
教えを受けています
ので・・・

『松濤館流(首里手)~
剛柔流(那覇手)➡
極真会館(大山空手)』

が、正しい流れ
となります。


なので、

『極真会館』
からの流れである

私の
主宰する
武道空手団体
『極真空拳會』
は・・・

『松濤館流(首里手)~
剛柔流(那覇手)➡
極真会館(大山空手)~
極真空拳會』

が、その流れと
なります。


・・・
『極真空拳會』の
『極真』は、

私の空手の流れ、
流儀を表します。


・・・

私の空手は、

高校生時代の
3年間、

比嘉祐直先生
(首里手=小林流究道館)
の直弟子、

新垣勇先生
(小林流講道館)
に学び、

その後

沖縄空手剛柔流、
外間哲弘先生
(那覇手=剛柔流拳志會)
にも教えを受け、

大山倍達先生が学んだ、
松濤館流=首里手と
剛柔流=那覇手の、
両流派の源流を含んで
継承するよう努めて
おりまが・・・



私が、

『極真空拳』を、
その流儀として

今更ながら

『空拳會』から、
『極真空拳會』へと、
名称を変更したのは、

大きな病を経験して

死を意識し
覚悟したときに

下記への思いが
強く湧き上がってきた
からです。



・・・
空手発祥の地、
沖縄県で学校教育に
空手を採用する際、
当時の沖縄空手界の
重鎮たちが、

「危険な殺し技を
子供たちに指導する
わけには行かない」

として、

元々、
手を開いて
『開手』で行っていた
稽古を、

手を握らせて
『手』を『拳』に変えて
指導してきたという
歴史があります。

大山倍達先生が考案した
『直接打撃制空手』の
競技ルールも、

『空手』の
『手』を『拳』に変えて、

身体に何も身に付けず、

急所以外は
どこを攻撃しても
構わないという、

寸止め空手
全盛時代に提唱した
『直接打撃制空手』の、
この競技ルールは、

当初、
危険な空手として

否定する
声もありましたが、

『開手』の術を
『拳』の技に限定して、

一切の
急所への攻撃を禁止
することにより、

武道としての本質を
失うことなく、

『武道教育』
としても、一般社会に
受け入れられる形で、
競技化に成功した
といえます。


・・・
武道としての空手を、
学校教育、一般社会に
普及するにあたって、

空手発祥の地、
『沖縄空手』
の精神と、

大山倍達先生の
『極真空手』
の精神は、

その根底には、
全く同じ『空拳』の
思想が宿っていると、
私は考えます。


私の空手の流儀、
『極真空拳』には、

その魂を、

そのままの
流れで受け継いで
行きたいという、

そんな思いが
込められています。




・・・
『光陰矢の如し』



私の空手道人生も、
15才で空手を志てから
今年で空手歴40年を
迎えることと
なりました。 

約40年間の
空手道人生の多くを、



『極真会館』
に所属して、武道空手
一筋に生きてきた
私には、

『極真空拳』
を、その流儀として、

大山倍達先生の魂、

『極真』

の精神を継承し、

その教えを
次世代へと伝える
責務があると考えて
おります。





・・・以上、

私がこれまで
歩んで来た空手道人生を
大まかに振り返りつつ、

私の主宰する
道場の流れと流儀、
その思いを記し
ました。


・・・
私が目指す
理想的な道場の
あり方については、

日を改めて記したいと
思います。



押忍




2020年6月30日(火)
極真空拳武道連盟
極真空拳會

國吉直貴


2020年7月7日(火)記す

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



『極真空拳會』の
胸マ―クとシンボルマ―ク



**********************************************

【極真空拳會】
豊見城道場の連絡先
tel:080-6493-6654


**********************************************





同じカテゴリー(~お知らせ~)の記事
2022年☆青空初稽古
2022年☆青空初稽古(2022-02-21 19:20)

始動!☆新年初稽古
始動!☆新年初稽古(2022-01-30 21:30)


Posted by 國吉直貴 くによしなおき at 21:58 │~お知らせ~空拳會 道場理念